将棋の三浦弘行九段、「不正の証拠なし」
ところで、対局中のスマホによるカンニングの疑いで日本将棋連盟の常務会にかけられていた三浦弘行九段だが、このほど断が下った。
「日本将棋連盟から委嘱を受けた第三者調査委員会が『不正の証拠はない』との結論を出したことを受け、連盟の谷川浩司会長らが27日(2016年12月)、都内で記者会見をした。谷川会長は『(連盟の対応は)妥当だったとはいえ、三浦九段につらい思いをさせた。申し訳なく思っている』と述べ、謝罪した」(朝日新聞12月28日付)
三浦九段は涙を浮かべて会見をしたが、これを告発した渡辺竜王は週刊文春に対して、
「自分がとった行動については全く後悔していません」と話している。
何やら玉虫色決着のような気がするが、背景には、今やAIが将棋やチェスだけではなく、囲碁までも人間を凌駕する時代になったことがある。
これからはAIを頼りに将棋や囲碁の世界で不正を働く輩が出てくるのは間違いない。
阪田三吉や升田幸三のような将棋指しが出てくることはもうないのだろう。寂しいね。