いきものがかり「放牧宣言」! デビュー10年を節目に活動休止

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   去年結成10年を迎えた人気音楽グループ「いきものがかり」が昨日(2017年1月5日)、突然活動休止を発表した。HPは、牛のぬいぐるみを着た3人が、牧場を背景に、「自由になってみようと思います」といっている。題して「放牧宣言」。休んで、充電して、また戻って来る、ということか。

   「いきものがかり」は、リーダーでギターの水野良樹さん(34)、ギターとハーモニカの山下穂尊さん(34)、ボーカルの吉岡聖恵さん(32)の3人グループ。そのHPが昨日、こう告げた。

   「10年間、3人で一生懸命に頑張ってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います。それぞれの未来をもっと広げるために。3人の物語をもっと長く、もっと楽しく続けるために。いきものがかり放牧宣言」

   水野さんはまた、昨夜のラジオ番組で、活動休止について、「デビュー10周年が去年あって、それを機にいろいろ3 人で考えて、今まで取れなかった自由な時間を作って、リフレッシュしたりとか、新しい挑戦をする時間だったりとか、そう言った時間を取るタイミングかなと」と言っていた。

   結成は1999年。小学校からの同級生、水野さんと山下さんは神奈川・厚木高校の3年生だった。その後、同級生の妹、吉岡さんが参加し、3人に。地元厚木でライブ活動を始め、2006年、NTT東日本のCMになった「SAKURA」でメジャー・デビューを果した。

   その後、「ゲゲゲの女房」の主題歌になった「ありがとう」(2010年)やNHKロンドン五輪のテーマソング「風が吹いている」(2012年)で、老若男女から愛される国民的アイドルとなり、紅白歌合戦のトリも務めた。

10年やろうが合言葉だった

   「スッキリ」は一昨年3月から1年間密着取材して、いわば「スッキリ」ファミリーでもあった。その取材の中で水野さんらは「10年の節目」に対する特別な思いを話していた。去年1月の初詣の後で、「結構最初から、10年やりたいみたいなことは、ずっと合言葉みたいに言ってました」

   10年間でシングル32枚、アルバム7枚。ほとんどがCMだったり主題歌だったり、タイアップだ。去年は地元厚木・海老名で凱旋ライブを行い、4公演で約10万人を動員した。活動休止はどんな意味合いを持つのか。

   水野さんと親交がある「スッキリ」コメンテーターの宇野常寛氏は、「坂本九さんの『上を向いて歩こう』が一つの目標である、というのが彼の口癖。一回『いきものがかり』という枠を解体して、個人の音楽を自由な立場から追求してみたいという気持ちもあったと思う」という。

また3人は帰ってくる

   「放牧宣言」も、最後はこういっている。

「ここでひとまず『今までありがとう』。そして『これからもよろしく』。いきものがかりは3人が帰ってくる場所です。またみなさん笑顔で会いましょう。それでは行ってきます。放牧」

   近藤春菜「びっくりしたけど、前向きな感じ」

   阿部祐二「宣言を見ても、いきものがかりの活動をさらに発展させるためにというニュアンスがある。『放牧』は、吉岡さんが考えたんだと」

   阿部が「どの曲が一番聞きたいか」を街で聞いたところ、「ありがとう」だったという。

   山本由樹「表現する仕事は、充電が必要」

   本上まなみ「可能性は無限にあって、どんなものを見て戻ってくるのか楽しみ」

   春菜「いつまでも待ってます」

文 ヤンヤン

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