50年ぶりの大雪に見舞われた北海道・新千歳空港内で24日夜、中国人観光客が大暴れする映像がニュースで伝えられた。ところが番組が大暴れの原因を検証したところ、怒るのも無理がない事情があったことが分かってきた。
大雪が原因で22日から欠航が相次ぎ24日までの3日間に空港内で1万人以上の搭乗客が足止めを食った。
空港内で大暴れしたのは前日の23日から空港内で足止めを食らっていた中国人観光客。一夜明けた24日午後3時ごろからすでに騒ぎの予兆が起きていた。搭乗口の前で怒号が飛び交い「嘘つき」「嘘つき」の大合唱があり、午後8時ごろには怒りが爆発し搭乗口前で大暴れとなった。
その映像がニュースとして流れると中国のネット上には「全員ブラックリストに載せろ」「もう帰ってくるな」と同胞への批判の書き込みが相次いだ。
では、なぜ大暴れとなったのか?
後から来た客、先に乗り怒り爆発
新千歳空港の関係者によると、23日に登場する飛行機が欠航となり、一夜を明かし翌日の便を待っていたところ、当日便の搭乗客が目の前を通り過ぎ優先的に搭乗してしまった。空港の都合で足止めを食らったあげくキャンセルが出ない限り搭乗できないことに不満が爆発し大暴れとなったらしい。
司会の羽鳥慎一もこれには同情し「自分の都合で乗らなかったのではなくて、飛ばないから一晩頑張ったのに次の客が先に搭乗した。怒る気持ちはわかりますね」。
ジャーナリストの青木理も「一晩待っていたのに次の客が先に乗っていったのでは頭にくるのはよくわかる」。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト