90歳超えたら、新しい生き方勧める外山滋比古・お茶の水女子大学名誉教授
佐藤愛子の『九十歳。何がめでたい』が売れているという。私は読みたくはないが、週刊ポストが佐藤をはじめ、90歳を超えた人たちにインタビューしている。外山滋比古・お茶の水女子大学名誉教授(93)のこの言が一番よかった。
「大切なのは、新しい生き方を始めることです。それまでやってきた仕事や趣味の延長ではなく、まったく新しい人生、それも職を変えるぐらいでないとダメ。(中略)
高齢者ほど年中無休で働かないといけません。サラリーマンみたいに週2日も休んでいたら、老化するばかりです。(中略)
人間、時間があると何をすべきかわからず、大抵の人は生きがいや活力を失います。とくに男性は不器用なので、新しい環境に適応できず、新しい仕事を作れません。男性の高齢者がどう生きるかは、これからの日本の大きなテーマです」
週刊新潮に「日本の超高級ガイド」という特集がある。ツキノワグマの掌が丸ごとのっている「熊の手そば」が1杯10万円。
1本6500円のXO食パン。20年の醸造醤油が55ミリリットルで3445円。オリーブオイル90%の石けんが1つ10万円。100万円の南部箒。1本250万円の杖など、誰が買うのかね。