米ウルトラタカ派教授の恫喝 米軍基地を「分散・多様化」せよ
週刊文春で、トランプの政策顧問というピーター・ナヴァロなるカリフォルニア大学教授が、日本は中国の軍事的脅威に備えよと吠えている。この人、文藝春秋から『米中もし戦わば 戦争の地政学』という本を出している筋金入りの対中強硬派だそうだ。
日本は独自に防衛力を増強せよという主張はトランプと同じ。日本は米軍基地を「分散・多様化」して、基地や艦船といった高価値資産を日本列島、特に、およそ千キロにわたって延びている琉球諸島の島々に配備せよといっている。
こういう輩が、オスプレイが操縦ミスで落ちても「米軍に感謝しろ」とほざいて、事故原因など究明することなくオスプレイの飛行を再開するのだ。トランプ景気などと浮かれている場合ではない。こうしたウルトラタカ派の恫喝にどう立ち向かうのか、今から考えておかなければいけないはずである。