北海道の雪の国道で一昨日(24日)未明、EXILEのメンバーらが乗ったワゴン車が大型トラックと衝突、3人が重軽傷を負った。記録的な降雪で空の便が止まり、新幹線から陸路で札幌のライブに向かう途中だった。スケジュールを守ろうというプロ根性がアダとなった。
ワゴン車に乗っていたのは、EXILEのMAKIDAIさん(41)とラッパーのVERBALさん(41)、DJのDARUMAさん(41)ら7人。
函館から国道5号線を札幌へ向かう途中、七飯町のコンビニに寄って、国道に出たところへトラックが突っ込んだ。トラックはワゴン車の右後部にあたっており、ワゴン車は道路脇の林の中へ、トラックは止まれずにそのまま国道を数百メートル進んで止まったという。
当時道路は凍結していたが、運転者はどちらも北海道の人で、雪道には慣れていたという。ただ、両者の位置関係から見て、ワゴン車がトラックとの距離を見誤って、無理なタイミングで国道に出た可能性が高い。
MAKIDAIさん肋骨骨折で、2~3か月の重傷
7人とも病院に運ばれたが、MAKIDAIさんが、肋骨骨折、肺が潰れ、脳震盪などで、2~3か月の重傷。VERBALさんも肋骨骨折、肺損傷の重傷、DARUMAさんは全身打撲の軽傷だった。トラックの運転手は軽傷。
一行は、24日、25日に札幌ドームで予定されていた「三代目J Soul Brothers」のライブにPLCZのユニットとして出演するところだった。当初、23日に札幌入りする予定だったが、50年ぶりという大雪で空路が欠航したため、新幹線で函館に着き、夜を徹して札幌へ向かう途中だった。
この事故で、5万人規模のライブは急遽中止となり、「三代目JSB」の岩田剛典さんは、「苦渋の決断でした。命は取り留めたものの、このような状況でライブをするのは困難でした」とコメント。また、事務所代表のEXILEのHIROさんは、「二度とこのようなことが起きないよう、移動手段、スケジュールを徹底的に見直し、再発防止に取り組んでいきます」という。
しかし、会場には、岩手や関東から来たというファン、地元ファンが姿を見せていた。
加藤浩次「運転手はどちらも北海道の人で、雪には慣れていたというが......」
現地を訪れたリポーターの阿部祐二は、現場のコンビニ前で圧雪の状況などをつついて見せた。国道は、アスファルトの上に薄い氷が張るブラック・アイスバーンで、滑りやすかった。阿部はさらに「ホワイトアウト」の可能性も行ったが、それはないだろう。夜間はヘッドライトがあるし、トラックが止まりきれないで走っている状況を、見ていた人がいる。
山本由樹「大変だなぁと思う。こんな夜中に行かなければならない」
加藤「スケジュールですよね」