山手線の外周部が危ない!大火つながる木造密集地域は東京23区の4分の1

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   新潟県糸魚川市の火事は約4万平方メートル、144棟を焼き、過去20年で最悪の火災となった。狭い範囲に木造住宅が密集していたことが被害を大きくした。この「木密地域」は全国にあり、東京23区でも4分の1を占める。「もし同様の火災が起きたら、私たちはどう身を守ればいいのか」と司会の夏目三久が問いかけた。

   東京の木密地域はJR山手線の外周部に広がる。都内5133エリア中84エリアが最も危険度の高いランク5にあたると都が公表している。「狭いから消防車が入れるかどうか」「なるようにしかならない。もう年だし、動けない」と、住民にも糸魚川の火事から改めて不安が広がる。

避難場所は数カ所覚えていたらいい

   都市防災に詳しい関澤愛・東京理科大教授は「早めの避難が一番のポイントです」と強調する。どう逃げたらいいかを事前に覚えておく必要はもちろん「避難場所を1カ所でなく、2つ、3つと確認しておくこと。小中学校よりは広い広域避難場所に逃げるのがいい」と勧める。遠くまで逃げられない場合は、安全な6階以上のビルやマンションに一時避難を求めるのがいいという。

   沢松奈生子(元テニス選手)「地震には備えているけど、火事に対する準備は恥ずかしながらまったくできていません。今回のことで、自分でどこまで消火するか、どこから逃げるか、考えさせられました」

   藤森祥平アナ「そのタイミングが重要です。自己消火は天井まで火が回ったら、地域の消火活動では2軒目に延焼したら逃げるようにと内閣府が言っています」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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