ノロウイルスの感染が急拡大している。遺伝子の変異で、これまでの子供や高齢者中心から大人へも広がる気配だという。感染経路はとにかく「接触」だ。握手はもちろん、ドアノブ、つり革、電気のスイッチでも付着する。対策は、やっぱり「手洗い」だそうだ。インフルエンザでもなんでも、これが基本。
ノロウイルスが引き起こす胃腸炎は、おう吐や下痢を伴う。胃腸の動きを活発にする薬で、早くウイルスを出してしまうことが肝要だという。11月から感染者が増えた。
国立感染症研究所によると、12月の感染症胃腸炎(ノロウイルスなどによる)の患者数は、1医療機関あたり全国平均で19.45人で、昨年の8.66人の倍以上。今シーズンのウイルスは「GⅡ.2」型が多く、遺伝子の変異で、過去の感染で免疫のある大人も、再度感染する可能性があるという。
宮城ではカキから検出、出荷すべて停止
今月11日には、銀座の高級レストランで集団食中毒が発生。ここで開かれたパーティーの参加者と調理スタッフ計16人からノロウイルスが検出され、3日間営業停止処分となった。また、宮城県の11海域中10海域で水揚げされたカキからノロウイルスが検出され、全海域で出荷を停止している。千葉・木更津など各地で、恒例の餅つきの中止も相次ぐ。
東京・目黒のカキ料理の店では、店内で生カキを扱う店員を1人に決めている。加熱の時間にも配慮するほか、以前あたったことがある客には勧めないという。
ウイルスは乾燥に強く、床から空気中に舞い上がる。またアルコールや除菌シートにも強い。漂白消毒か、85-90度で90秒以上加熱する必要がある、となかなか厄介だ。とにかく感染を防ぐのが第一。
手洗いが有効
感染経路は、二枚貝(カキなど)や汚染された食品、それと一番が人間の手だという。となれば手洗いとなるが、これが案外有効なのだそうだ。物理的に流してしまう効果だと。
加藤浩次「出荷されたカキは大丈夫なんですね」
西村綾子「出荷でチェックされてますが、その後の管理も大事」
近藤春菜「ノロではないが、以前胃腸炎で入院したことがあって、本当に苦しい。見えるものじゃないので、気をつけてます」
ロバート・キャンベル「飛行機や新幹線でも、前や後ろを拭いたりして」