興行収入81億円、今年(2016年)公開の映画で2位になる「シン・ゴジラ」(庵野秀明監督)をめぐって、伊豆大島が大揺れになっている。大島町が1億7000万円を投じて観光用に建設するゴジラ像をめぐる賛否だ。確かに、大島がゴジラ「ゆかりの地」とは言ってもねぇー。
ゴジラは1987年に公開された作品で、伊豆諸島に出没。ラストシーンで三原山火口に倒れた。町もこれを町おこしにと、今年3月議会で、ゴジラ像の建設を全会一致で決めた。そこへ7月(2016年)公開の「シン・ゴジラ」の大ヒットで、構想も膨らんだ。
高さ11メートル、口から炎・光線吐く本格派フィギュア
来年3月完成予定のゴジラ像は、高さ11メートル、大きな地響きが起こり、溶岩からはミストが、さらに背びれや尻尾が光り、口から吐く炎は、やがて光線に変わり、背中からも光線が放たれる。これで町は、5年間で3万人の観光客と6億5000万円の経済効果を期待しているのだという。
当初より1億円ふくらんだ建設費に反対署名集まる
しかしここへきて、住民から反対の声が上がった。「とんでもない。意味ないです。それだけの金をかけて、わずか1年2年で(プームが)消え去るなら、使ってほしくない」「交通手段とか医療とか、金を使うところは山ほどある。金をかければ観光誘致という発想も」とボロクソだ。
反対派がいうのは、照明の増設などで建設費が当初より1億円も膨らんだこと。しかも年間およそ600万円も維持費がかかること。建設の白紙撤回を求める1800人の署名を集めて、先月陳情書を提出している。
このため町は昨日(2016年12月20日)午後、会見を行って、三辻利弘町長が、「署名が届いていて、真摯に受け止めています。もう一度臨時議会を開き、審議していただきまして、結果を私が報告します」と述べた。年内には、結論が出るという。
加藤浩次「伊豆大島はゴジラに縁があるというので、町おこしに使ってきた。でも僕は、ゴジラ・ファンとシン・ゴジラ・ファンとは違うと思う。それがプラスに働くのかどうか」
富坂美織「好き嫌いがあるかもしれない、観光にはなると思うが、」住民の理解がないと......」
遼河はるひ「男のロマン。女は、他にお金使った方がいいと」
加藤「フィギュア買ったりするのは、20代」(笑)
近藤春菜「光が出たりは面白いと思うけど、当初より1億円も余分にかかるというとびっくり。行く人も、何回行くか」(笑)
宮崎哲弥(評論家)「ちょっと見に行くか、という気にはなりますね」
加藤は「見てみたい気もするけど、ゴジラとシン・ゴジラは違う......」とこの男、案外しつこい。