覚せい剤使用疑惑で逮捕されながら嫌疑不十分で不起訴・釈放されたばかりの歌手ASKAさん(58)がきのう10日(2016年12月)、ブログを更新し、経緯を語った。「尿を出してしまったら終わりだ」と思い、お茶をスポイトで吸い上げて提出したという。そのお茶からは科学捜査研究所の検査で覚せい剤使用を示す陽性反応が出たが、それには「一つの理由がある」「まだ語ることのできない理由がある」のだそうだ。
司会の小倉智昭「読んでも何を言いたいのか、伝わってこない」
ニュースデスクの笠井信輔は「ポイントはスポイトで吸い上げたお茶です」と指摘する。疑問点が浮かび上がった。
ASKAさんが自宅のトイレで尿をとったときには、後ろに警察官1人と、さらにその後ろに妻がいた。スポイトは手のひらに収まるぐらいの小さい物だったが、元警視庁刑事の吉川祐二氏は「普通は肩の動きなどからわかるはずだ。手元までは見えずに確認できなかった可能性はある」という。
お茶から覚せい剤成分が出るものか。スタジオで検査キットを使って実験すると、陰性を示す赤い線が表示されて、たしかにお茶では成分は検出されなかった。
体内の代謝物が陽性反応引き出した?
科学捜査研究所では尿であることを前提に調べるので、お茶かどうかの鑑定まではやっていない。提出物から出た陽性反応はお茶でなく、体内の代謝物からの可能性がある。その点を、ASKAさんは「科捜研に間違いはないと思います」ともブログに書き込んだ。
キャスターの菊川怜「警察が意図的にすり替えたと言いたいのですかねえ?」
吉川氏は「そういう抗弁はよくある。とにかく、不起訴決定の段階で、この一件は事件になりません」
小倉「これが悪い例にならなければいいですね」
ASKAさんはさらにブログを更新する構えだという。