増え続ける東京「空き家」憧れの団地・戸山ハイツもいまや限界集落
週刊現代は、全国的に空き家の問題があるが、東京も例外ではなく、世田谷などは持ち家のマンションの空き家率は23区内で一番多いと報じている。私の住んでいる中野区も高く、13・7%もある。豊島区が一番高く15・8%。札幌の中央区は20・3%。大阪住吉区は23・8%もあるという。4軒に1軒が空き家。それが年々増えているのだ。
そうなれば道路や公園、橋などのインフラが老朽化し、埼玉県秩父市では、水道管の破裂や漏水などの被害が年間700件を超えるが、財政的に余裕がないため対応できないという。なかには、自治体同士が人口争奪合戦を繰り広げているところがあり、対抗するために規制を緩和して農地エリアの宅地開発を認めるため、空き家がさらに増えるという悪循環が繰り返されているそうだ。
私のオフィスの近くには戸山ハイツという、かつては憧れの団地だったところが、限界集落化して問題になっている。高齢化、一人暮らしがやがて・・・。早く手を打たないと都心でも人がいなくなってしまう。政治家は無策なことを自覚し、一刻も早く策を考えるべきである。