必要な鉄道は地域で守る
「これから鉄道を守っていくには、地域できちんと守っていく。これが鉄道を残していく唯一の方法だと考えます」
「その前に、この鉄道が必要なのかをきちんと考えてもらう。その地域にとって必要な鉄道であれば、やはり地域で支えていく」
「鉄道は大量輸送や高速性に非常に利点があるが、そういうことを求められないところでは(バスなどの)別の手段を入れていくほうが妥当だ」(加藤)
負担額3億円を見積もる新ひだか町の町長は、「JRに払うために、(学校や病院などの予算を)減らすのは到底不可能」と話しており、このままでは早晩、JR北海道と自治体とで廃止をめぐる綱引きが始まりそうだ。