東京・山手線で女性切りつけられる、全治3週間のけが

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   「JRの駅のホームや電車内で女性が狙われる事件が相次いでいます」と司会の夏目三久が伝える。大阪市浪速区でおととい11日(2016年12月)、JR新今宮駅のホームで女性が線路に突き落とされたが、きのう12日朝には東京でも電車内で女性が太ももを切りつけられた事件があった。

   通勤ラッシュの午前8時50分ごろ、東京都品川区のJR大崎駅の山手線ホームで電車から降りた女性(40)が左太ももの裏に痛みを感じた。長さ約10センチ、深さ2~3センチの切り傷があり、全治3週間のけがだった。女性はストッキングをはいており、その上から鋭利な刃物で切りつけられたらしい。警察は傷害事件として調べている。

首都圏では過去にも切りつけ事件、東急では車内に防犯カメラ

   大崎駅での切りつけ事件は今回が初めてではない。3年前の2013年4月19日にも朝のラッシュ時に女性(当時37)が太ももを切りつけられた。さらに、JR横浜駅で12年12月19日に、JR長津田駅でも13年3月19日に同じ時間帯に女性が同じような被害を受けた。横浜駅を起点にすると両駅も1本の電車で行ける場所で、いずれも犯行日時は19日だ。容疑者はまだ見つかっていない。

   電車内の防犯対策について、東急電鉄では今年(2016年)3月から車内に防犯カメラを設置しており、全車両に順次導入する予定という。

   鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「通勤電車の防犯カメラというのは、リアルタイムに監視するというよりかは、何かあった時にどういう状態だったのかということを調べるためには、今後も導入してもいいかなと思います」というが、車内に防犯カメラがあれば、痴漢など犯行を抑制する効果はあるだろう。特に女性たちには歓迎ではないか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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