大分県で家族が目を離した5分ほどの間に行方不明になっていた2歳の女児、徳永暦(こよみ)ちゃんがきのう6日(2016年12月)、2キロ離れた山の中で21時間ぶりに無事発見された。まっ暗な中で一人ぼっちで一夜を過ごし、偶然が重なった奇跡の生還だった。
暦ちゃんがいた場所は高い木々に囲まれた斜面で、土の地面に木や石が転がる。うずくまっているところを、父親の会社の同僚が見つけた。田中良幸リポーターが行ってみると、暦ちゃんが消える直前にいた畑から大人の足でも20分かかった。最後は息も切れて「相当な角度です。2歳児が来られますかねえ」というほどだった。
最低気温6度も高く幸い
岐阜大学の春日晃章教授によると、2歳児が歩くのは十分に可能で、どんどん進んで行ったのではないかという。最低気温が6.7度と平年より6度以上高かったことも幸いした。
きのう「とくダネ!」が視聴者に協力を呼びかけた放送終了直後に発見の一報が入った。暦ちゃんは顔に泥がついているだけでけがはなく、病院で大好きなスパでティをよく食べたという。
司会の小倉智昭「身動きせずにじっとしていたのが、むしろよかったかもしれない。2歳だから恐怖感はなかったろうが、それにしても無事でよかった」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト