「女性のみなさん、ぞっとする事件です」と司会の小倉智昭が切り出した。名古屋市の名鉄国府宮・名鉄名古屋駅間の電車内で女性の髪を切る事件が3年間に20件起きており、きのう5日(2016年12月)朝のラッシュにまぎれて40歳の派遣会社員の髪を切った大学院生、吉田晃也容疑者(23)が傷害の現行犯で警察に逮捕された。
吉田は女性にうしろから近づき、持っていた文房具のハサミで髪35センチを切ったとされる。女性は気づかなかったが、警戒していた警察官が捕まえた。
このニュースに、名古屋市の女性は「こわい」「気持ちが悪い」「きれいにしていたのだろうからショックですね」と、怒りより不気味さに驚く。東京の有楽町でも「のばすのに時間がかかる」「かわいそう」の反応が返ってきた。一般に、髪は1センチのばすのに1カ月といわれる。
ネットオークションで10万円超も、写真・動画付きだと高額
吉田は「ネットオークションで売るためにやった」と供述したという。ネットサイトには髪の毛が1000円から数万円で売り出され、10万円を超すものもある。「高校生(ロング)4万2000円」「日本人10代女子大生6750円」や「18歳女子高生(60センチ)3万6000円」というのもあり、これはうしろ姿の写真つきだ。中には顔写真や髪を切る動画つきもあり、髪の色や質以外に写真などがつくと高くなる。
おしゃれのために買う人がいる一方で、オークションサイトに詳しい川崎さちえさんは「髪の毛マニアが買う可能性」を指摘する。
小倉「これはもう完全に変なやつが買うと思いますね。体に触られる痴漢と違い、長い髪の人は切られても気づかないかもしれない」
梅津弥英子アナ「サイトに犯罪まがいのものが紛れているか、わからないところもあります」