プロ野球・日本ハムの大谷翔平選手(22)がきのう5日(2016年12月)、来季の契約更改交渉後、7000万円増の2億7000万円(推定)だったと明らかにした。この金額、高いのか、安いのか。夜の東京・新橋でサラリーマン風のおじさんが言った。「安い!! ピッチャーで2億7000万円、バッターで2億7000円。2つ合わせて5億4000万円だ!」
投げて10勝4敗、打って22本塁打と二刀流で大活躍
今シーズンは、投手では10勝4敗、防御率1.86、日本最速165キロを記録。打っては打率3割2分2厘、22本塁打と二刀流で大活躍し、指名打者と投手部門のベストナインに選ばれ、MVP(最優秀選手)を獲得した。チームでは中田翔選手の2億8000万円(推定)につぐ2番目の高年棒となった。
大谷自身は「それだけの活躍ができたかどうか分からないですけど、金額については納得してサインをさせていただきました」と話し、「お金の使い道は?」と聞かれると、「WBC(ワールド・ベース・クラシック)のボールでも買おうかなと思って」
お金に執着しない世界的日本人アスリート
司会の夏目三久「年俸2億7000万円について、本人は他人の年棒にも自分の年俸にも興味がないとおっしゃっています。これについていかがですか」
沢松奈生子(元プロテニスプレーヤー)「いま世界で活躍している日本人のアスリートに共通していることがあります。テニスの錦織圭、ゴルフの松山英樹選手も莫大なお金を手にしていながら、お金に執着していないんですね。錦織選手はお誕生日にも欲しいものは特にない、テニスが一番の趣味だといっています。子供のころからゲーム感覚で競技に取り組み、大人になっても(お金より)、作戦がはまると楽しい、そういう気持ちで競技している選手の方が選手生命が長くなっています。考え方が変わってきているようですね」
高校生から熱望していたメジャーリーグ移籍については、大谷は「(球団から)自分が行きたいと思ったときに意思を尊重してもらえるということでした。ありがたいです」と述べた。
夏目「早ければ、来年オフにもメジャー移籍、2018年シーズンにはメジャーでプレーしているかもしれません」