冬の奈良で来年の「福と運」祈願!聖徳太子ゆかりの福虎

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   <朝だ!生です旅サラダ(朝日放送・テレビ朝日系)>三重・伊勢市出身の俳優・夏樹陽子さんが、子どものころに家族でよく訪れたという奈良・信貴山と生駒山に懐かし旅です。西信貴ケーブルを高安山駅で降りると里村が広がっていて、「ご自由にお持ちください」などと書かれて大根が山積みになっていました。なんとものどかな土地柄です。

   信貴山の古刹、朝護孫子寺は一帯のお寺の総本山で、体長10メートルという世界一の寅の張り子の虎がいます。福虎と呼ばれ阪神タイガースも必勝祈願に訪れるそうです。その昔、聖徳太子がここで毘沙門天に戦いに勝つ方を授かり、それが寅年、寅の日、寅の刻だったという言い伝えからきています。ここで来年の福と運をお願いするのもいいんじゃないでしょうか。

   朝護孫子寺は舞台作りの本堂からは、山並みの向こうに大阪を眺めが素晴らしい展望なのですが、夏樹さんが目ざとく見つけたのは仁王門の脇のがお饅頭屋「曽我乃家本店」でした。大正4年創業と古く、1本100円のみたらし団子が名物。お団子を食べながら、夏樹さんは「そういえば、冬に来たことがあって、雪の中を歩いて熱い甘酒をフーフーいって飲んだことがありました。あれはおいしかったですねえ」なんて思い出にふけっています。

冷え切った体に「かっぱ鍋」

   この日のお宿は朝護孫子寺からほど近い「柿本家」に定めました。もとはお茶屋だった建物で、和風の落ち着いた純和風旅館です。露天風呂で旅の疲れを癒し、体が温まったら、いよいよ夕食。女将のによると、季節の食材をふんだんに取り入れた創作料理で、「牡蠣の柿釜グラタンパイ包み焼きが自慢でございます・牡蠣と柿本家の柿に掛けております」とのこと。そうですよね、奈良といえば、「柿食えば、鐘が鳴るなり」で柿は名産品ですよね。

   夏樹「次の鍋ものはかっぱと呼ばれる牛のすじ肉、水菜、たまねぎを吉野葛仕立てでした。とろみがあって、おいしさをすべていただくというご馳走でした。〆は大和鶏肉のそぼろと地元の宇陀市の金牛蒡の混ぜご飯。これにぴったりだったのが、柿の奈良漬けでした。自然の柿の甘さなんですね」

   夏樹さん、翌日はケーブルカーで生駒山・寳山寺まで足をのばしました。風格のあるお堂が並んでいます。その裏に巨大な岩のがけがあって、弥勒菩薩が彫り込まれています。

   夏樹さん「役行者や弘法大師が修行に訪れたそうです。こういうところは、寒いときに来るのがいいかもね。身も心もきゅっと引き締まる感じです」

   信貴山や生駒山は冬は雪が降ることも多く、お天気には注意です。(放送12月3日あさ8時)

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