成宮寛貴コカイン疑惑!スクープ?誤報?鮮明なフライデー写真に全面否定の所属事務所

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   けさ2日(2016年12月)のワイドショーが大騒ぎしているフライデーのコカイン疑惑報道からいこう。成宮寛貴(34)は、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)で、水谷豊演じる杉下右京とコンビを組む刑事・甲斐享役を15年3月まで務めた人気俳優だ。

   成宮が11月9日、自宅に友人2人を呼び、午前3時半頃から酔った成宮がコカインを吸い始めたというのだ。<「ヒロキは部屋のなかでクラブミュージックを大音量で流したり、曲線がグニャグニャとうねる奇妙な映像をYouTubeで検索して『これヤバいよね』と笑っていました。酒も入っていたし、かなり上機嫌でしたよ。そして無造作に机の上に置かれていたコカインを小さなマドラーで掬い上げ、鼻から"シュッ"と吸い始めたんです。クスリが効いてくると目がトロンとしてきて、やたらとカラダをすり寄せてきた。それを避けようとしても、『なんで嫌がるの?』とジリジリ迫ってくるんです」>

   こう証言するのは成宮の友人だと名乗るA氏。成宮はさらに、大麻やケタミンいう違法薬物までやり始めたという。

   フライデーにはコカインらしきものを前に下着姿の成宮が写り、次の写真ではそれを吸おうとするように、白い粉に手を伸ばしている成宮が写っている。この写真を見た薬物の更生施設関係者が、大麻を吸うための潰れた空き缶、コカインを掬いやすいスプーンなど「(成宮は=筆者注)かなり使い慣れている」と解説している。

   A氏は告発した理由を、成宮といるとクスリを買いに行かされるし、成宮は自分のことを恋人だといいふらすのが嫌で、関係を断ち切るためにしたと語っている。写真を見る限り、隠し撮りではないようだ。成宮が安心していつものようにリラックスして薬物を使用しているように見える。A氏らは一緒にやっていないのだろうか。

   フライデーに直撃された成宮は、しどろもどろながら薬物はやっていないと否定している。さらにフライデー発売前に成宮は、報道各社にファクスで「事実無根の記事に対して、非常に憤りを感じます。私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません」と明言している。所属事務所も「講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」とコメントを発表した。

   万が一これが誤報だったら、フライデー廃刊もあり得るはずだ。成宮は裁判できっちり真偽を争うべきであること、いうまでもない。

   だが、ASKAや酒井法子の元夫が再び覚醒剤を使用したとして逮捕された。芸能界に蔓延する違法薬物汚染はまだまだ広がるに違いない。

福山雅治やっぱり裏目に出た結婚!主演ドラマは低視聴率、映画は不入り

   ワイドでお茶を濁す週刊新潮から、無理やりいくつか拾ってみよう。

   民進党の蓮舫代表の人気が芳しくないそうだ。民進党支持率も横ばい。テレビに出ても、彼女が出るとその瞬間視聴率が下がるのだという。テレビからのし上がってきた人がテレビに嫌われる。この辺りが蓮舫の限界なのだろう。

   北朝鮮の金正恩に好かれて、平壌でラーメン屋を開くといっていた藤本健二氏だが、その後さっぱり音信が途絶えているというのだ。11月に愛知県の総連関係者が北朝鮮を訪れて藤本氏の店を探したが、見つからなかったという。金正恩に切られた?   心配である。

   自民党に料理評論家から衆院議員になった前川惠(41)という女性がいるそうだ。この議員、年間1億円もお手当をもらいながら、当選以来、1度も国会で発言したことがないそうである。こういうのを税金ドロボーというのだ。

   プーチン大統領に入れあげている安倍首相だが、今度は日本の3メガバンクに、極東開発に参画するロシア企業などに対して融資をお願いするかもしれないといい、3行は戦々恐々としているそうだ。なぜなら、ロシアのウクライナ侵攻でアメリカとEUが経済制裁を継続しているため、経済制裁している国に送金業務を行うと、アメリカから制裁金が科せられるかもしれないからだ。

   そうなっても官邸や財務省が責任をとるはずがない。日銀のマイナス金利に今度はロシアへの危なっかしい融資話。メガバンクは辛いよか。

   吹石一恵と結婚して幸福の絶頂にあると思われている福山雅治(47)だが、そうではないという。結婚発表で女性ファンが落涙し、所属事務所の株価が暴落したらしいが、その後も、テレビのドラマ「ラヴソング」が平均視聴率8・5%しかなく、映画「SCOOP!」も封切り4週目にトップ10から陥落。

   女なんか手を叩けばはらはらと舞い落ちてくると思っていただろうに、今度ばかりは、やはり女性ファンは怖いと思い知っただろうな、福山さん。

   トランプのルーツであるグランパは売春宿を経営して財をなしたそうだ。祖父のフリードリヒ・ドランプ(後にフレッド・トランプと改名)はドイツ生まれ。16歳の時にニューヨークへ来て、22歳の時にシアトルの赤線地帯で酒場兼売春宿を経営していたそうだ。その後、カナダで財を築き、ニューヨークで不動産業を始めたが、49歳で病死してしまったという。トランプ家は波乱万丈が似合うわけだ。

   神奈川県の終末期患者が多い「大口病院」で起きた点滴による高齢者殺人事件は、未だ解決していない。殺された人だけでなく、終末期患者が多い病棟でも死亡者が相次ぎ、多いときは1日に5人も亡くなっていた。だが、この事件が起きてからは死亡者数が激減しているというのだ。終末期病棟でも殺人が行われていた可能性が強いのである。犯人は看護師の誰かの可能性が大のようだが、なぜこのような残忍なことをしたのだろうか、動機が知りたい。

株屋の口車に乗る週刊現代・週刊ポスト!無責任すぎないか?「トランプ就任で株価暴騰」

   週刊現代と週刊ポストにまたまた脳天気な記事が載っている。トランプが大統領に就任する1月20日(日本では2017年1月21日)、日経平均株価が2万1000円を超えるというのである。どうしたらこんな記事が考えられるのだろう。

   週刊現代によれば、トランプが10年間で1兆ドル(約110兆円)の巨額な資金をインフラ投資に投じるといっているからだというのだが、こんな公約が実行されるのかどうかも分からないのに、株屋たちの口車に乗って囃し立てる神経を疑う。

   週刊ポストも同様の主旨で爆騰すると読む。また週刊現代はトランプが選挙中、米軍による日本の防衛や基地のあり方を見直すといったから、防衛省への機器の納入が多い三菱電機やNEC、三菱重工、三井造船が買いだというのだ。

   トランプが明言しているのはTPPをやらないということだけだ。週刊現代と週刊ポストは、株屋のお先棒を担いでいるだけではないのか。いくら週刊誌だからといっても、ジャ-ナリズムを忘れてはいけない。

   11月20日のNHKスペシャルは、遺伝子解析がん治療は革命的ながん治療になると放送したが、これがスゴイと、週刊ポストが後追い記事をやっている。

   同じ部位のがんであっても患者によって原因が異なるそうだ。それを遺伝子で突き止め、ピンポイントの治療を施す「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれるもので、オーダーメイド治療といえそうである。

   患者の細胞からがん細胞を採取して遺伝子を解析し、遺伝子変異のタイプを見極めた上で、最適な「分子標的薬」を選んで投与するのだ。副作用も少なく、効く確率も高くなるという。アメリカでは今後の医療の柱になるといわれ、日本でも大規模なプロジェクトが始まっている。

   いまは臨床試験の段階だから限られた患者しか受けられない。北海道大学では自由診療で行っているが、費用は相当高い。2~3年後には保険適用になり多くの施設で行われるようになるそうだから、もう少し長生きしていようか。

週刊文春恒例ミステリーベスト10―ちょっと読んでみたくなった「罪の声」「熊と踊れ」

   週刊文春で芸能界のドン・周防郁雄氏が家族会議でバーニングプロを解散することを話し合い、息子2人も後を継がないことで意見がまとまったと報じている。だいぶ前になるが、周防氏は私に、こうした仕事は一代限り、子供に継がせることはしませんといっていたが、その通りにするということか。

   そういえば、週刊現代で周防氏のインタビューをやったが、たしか以下次号と書いてあったと思ったが、次が出ないのはどうしたのか?   周防側からクレームがあってやめたのではないのか。

   最後に週刊文春恒例のミステリーベスト10。国内部門1位は「罪の声」(塩田武士)、2位が「真実の10メートル手前」(米澤穂信)、3位が「涙香迷宮」(竹本健治)

   海外部門は第1位が「傷だらけのカミーユ」(ピエール・ルメートル)、2位が「熊と踊れ」(アンデシュ・ルースルンド/ステファン・トゥンペリ)、3位が「ミスター・メルセデス」(スティーヴン・キング)

   私は「カミーユ」「メルセデス」「暗幕のゲルニカ」(6位、原田マハ)は読んだが、正直それほど感心したデキではない。「罪の声」はグリコ森永事件を題材にしているようだし、「熊と踊れ」も実際にあった事件を下敷きにしているらしいから、読んでみようと思っている。

【絶対外れる競馬術】申し訳ない!外れっぱなし・・・チャンピオンズCはアウォーディー

   先週はハナから外したキタサンブラックの圧勝だった。担当者からタイトル通りになってきましたねと皮肉られ、今週は毎日がヤケ酒の日々だった。

   気を取り直して今週はチャンピオンズカップ。2013年までは「ジャパンカップダート」といわれていた。

   1番人気は間違いなくアウォーディー。レースを何度も見直したが、道中ゆったりした走りで、追い出してからの反応もいい。武豊のGⅠ連勝だけが気懸かりだが、他馬とはモノが違うと見て本命。

   対抗はこのところ末脚不発だが、私の好きなノンコノユメ。▲はアポロケンタッキー。△はゴールドドリーム、サウンドトゥルー、ロワジャルダン、一発あればカフジテイクだ。 GOOD LUCK!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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