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週刊文春恒例ミステリーベスト10―ちょっと読んでみたくなった「罪の声」「熊と踊れ」

   週刊文春で芸能界のドン・周防郁雄氏が家族会議でバーニングプロを解散することを話し合い、息子2人も後を継がないことで意見がまとまったと報じている。だいぶ前になるが、周防氏は私に、こうした仕事は一代限り、子供に継がせることはしませんといっていたが、その通りにするということか。

   そういえば、週刊現代で周防氏のインタビューをやったが、たしか以下次号と書いてあったと思ったが、次が出ないのはどうしたのか?   周防側からクレームがあってやめたのではないのか。

   最後に週刊文春恒例のミステリーベスト10。国内部門1位は「罪の声」(塩田武士)、2位が「真実の10メートル手前」(米澤穂信)、3位が「涙香迷宮」(竹本健治)

   海外部門は第1位が「傷だらけのカミーユ」(ピエール・ルメートル)、2位が「熊と踊れ」(アンデシュ・ルースルンド/ステファン・トゥンペリ)、3位が「ミスター・メルセデス」(スティーヴン・キング)

   私は「カミーユ」「メルセデス」「暗幕のゲルニカ」(6位、原田マハ)は読んだが、正直それほど感心したデキではない。「罪の声」はグリコ森永事件を題材にしているようだし、「熊と踊れ」も実際にあった事件を下敷きにしているらしいから、読んでみようと思っている。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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