その後も絶縁を拒否、進言した元老を遠ざける
関係を絶つ2度目のチャンスは2007年。大統領選における党の公認争いで、朴槿恵に関する調査報告書が流出し、「崔一族は韓国国内に50か所、時価総額数十億円の土地を持っており、不正に蓄財している」ことが明らかにされた。周囲から崔一族との絶縁を迫られたが、朴槿恵は「私が苦境にいるときに助けてくれた素晴らしい人」とこれを拒否。
そして3度目のチャンスは2012年。韓国大統領選挙で当選した直後のこと。父・朴正煕の代から側近だった7人の元老が「いい加減、崔と手を切れ」と進言したが、朴槿恵は怒って、二度と彼らと会うことはなかったという。
司会の羽鳥慎一は「精神的に支配されていて、関係を断ち切るチャンスをことごとく放棄してきた」と説明した。スポーツコメンテーターの長島一茂。「この番組、ものすごいリサーチ力だよね」と驚いていたが、羽鳥は「週末のデモと、週明けに朴槿恵大統領が4月辞任発言をするのか、注目です」と、冷静にまとめた。
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト