朴槿恵大統領、崔一族と関係を絶つチャンスは3度あった!

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   1日(2016年12月)、韓国・朴槿恵大統領の父・朴正煕元大統領の生家で放火事件が発生。逮捕された48歳の男は「朴大統領が辞任しないからやった」と供述。その朴大統領は、2日予定されていた弾劾の採決が見送りとなり、与党は「来年4月退陣、6月大統領選」で合意。それでも野党と与党の非主流派は「来年4月退陣を明言しなければ9日にも弾劾を採決すべき」と、相変わらず予断を許さない情況。

   そんな中、番組が取り上げたのは、朴大統領をそんな情況に追い込んだ崔一族と関係を絶つチャンスが、これまで3回あったというネタだった。

KCIA調査に「霊的家族」と説明、父は納得

   1度目のチャンスは、1974年。崔順実被告の父・崔太敏と出会った後のことだった。父である朴正煕大統領を狙った流れ弾に当たり母が死亡した際に、崔太敏は交霊術で朴槿恵に接近してきた。大統領である父は、娘と崔太敏が部屋に入ると一日中出てこないことから様々な噂が出たため、KCIAの金載圭部長(当時)に調査を命じた。金部長の「崔太敏は朴(現大統領)を利用し企業から金を集めている」との報告により、父は2人を問いただしたが、娘の槿恵の「私たちは霊的な家族みたいなもの」という説明に、納得してしまった。調査に当たった金部長を「正しい情報を上げろ」と厳しく叱責した。この5年後に父・朴正煕は暗殺されるのだが、何と犯人は金部長だった。金部長は死刑執行直前まで「がんのような存在である崔太敏を始末すべき」と言っていたという。

   これにはレギュラーコメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)も、「そうだったの?   その恨みで?」と、ビックリ。ゲスト解説の辺真一氏(コリアリポート編集長)はさらに、「朴正煕大統領周辺にはもう一人預言者がいて、その預言者は『ソウルから出るな』と言っていたにもかかわらず、その伝言が朴正煕に伝わらなかった」と、韓国の歴史を紐解いた。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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