摂政についても消極的
「摂政」という制度についても話された。「昭和天皇が摂政をなさった時期があるんですけど、どうしても大正天皇を盛り立てようという勢力と昭和天皇に早く新しい時代を開いていただきたいという勢力が、半ば対立して国の意見が分かれたと聞いているから、摂政制度というのはあまりいいとは思っておりません、とおっしゃいましたね」
さらに「自分のことだけじゃなくて、象徴天皇を通す限りは、いつでも通用するものではないのか、というお気持ちだったと思う」。存命中の退位を恒久的な制度にすることを望んでおられた、と明石さんはいう。
FNNが11月に行った世論調査でも、「すべての天皇が退位できるように」70.3%、「今の天皇に限り退位できるように」22.3%、「退位を認めるべきでない」5.3%などだった。
司会の小倉智昭「陛下のお気持ちをどこまで汲み取るんですかね」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト