南米コロンビアできのう29日(2016年11月)、ブラジルのプロ・サッカーチーム「シャペコエンセ」の選手・関係者48人らを乗せた旅客機が墜落して75人が死亡した。チームは12月に日本で行われる「クラブ・ワールドカップ」への出場をかけた南米決勝に向かっていた。死亡者の中にはJリーグの元監督、選手も含まれていた。
旅客機はボリビアからコロンビアに向かっていて、悪天候のため何度か旋回をしているうちに燃料がなくなった可能性があるという。墜落地点は空港から50キロのメデジン市の山岳地帯で、6人が生存しており、うち3人がサッカー選手という。
12月に日本で開催「クラブ・ワールドカップ」南米決勝向かう途中
「シャペコエンセ」を率いていたのは、2009年にヴィッセル神戸の監督だったカイオ・ジュニオール氏。また、セレッソ大阪やジェフユナイテッド市原・千葉でプレーし、2013年にJ2の得点王になったケンペス選手(34)もいた。他にも3人の元Jリーガーがいるが、いずれも生存者名簿には載っていない。
1週間前の23日、ジャペコエンセの本拠地は歓喜に包まれていた。南米サッカー連盟主催の国際大会で初めて決勝進出を決めたのだ。選手たちの姿、声がたくさん残っていた。それが一瞬で暗転した。
司会の小倉智昭「ブラジルはショックでしょうね。クラブワールドカップにはレアル・マドリードが来る。それにつながると思うんですが、クラブ選手権の南米代表を決める決勝の地へ向かう時にこの悲劇。本当かわいそうだね。ブラジルでは1部リーグ9位のチームが優勝したので大騒ぎだったわけですよ」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト