歌手のASKA(58)がまた覚せい剤使用容疑で逮捕された。前回の使用・所持の執行猶予中で、容疑の通りなら猶予は取り消され、3年の懲役刑が執行され、今回の刑が加算される可能性が強い。本人は使用を否認しているが、25日(2016年11月)に自分で「盗聴されているので、確かめてくれ」と110番していた。警察官が出向くとろれつが回らない状態で、尿を採取して鑑定に回すと陽性と出た。
幻覚で被害妄想?「盗聴されてる」「盗撮されてる」
ASKAはきのうもブログに「陽性はありません」などと書き込んでいて、午後6時半頃に帰宅したときも、詰めかけた報道陣に「覚せい剤の使用はありません」と話していた。その後もブログで「皆さん落ち着いて」などと訴えていたが、午後8時25分ごろ、警視庁の捜査員が来て逮捕された。
ASKAはおととし9月(2014年)、懲役3年・執行猶予4年の判決を受けた後、千葉の病院に2か月間入院したあと、民間のリハビリ施設「ダルク」に入院していた。ただ、今年7月に再開したブログでは、「覚せい剤の後遺症と判断され、入院させられた」と家族への不信をほのめかしていた。
5月に九州の病院に転院し、外泊もできる任意入院に変わってからは、家族に黙って行動することもあったという。10月9日には、福岡でのライブに飛び入り参加して、「はじまりはいつも雨」などを歌った。スポーツニッポンによると、絶えず盗聴、盗撮されていると訴えていて、「盗聴国家日本」を執筆中だったという。来年1月に13曲入りの自主制作アルバムを作る予定で、来月にはYouTubeで先行公開することになっていた。