勝ち組マダムが優越感で見る映画?
しかし・・・ふと思う。このシリーズがヒットしてきた最大の要因は、結婚したい30代女性の悲哀を面白おかしく描き、それを同じ年格好の観客たちが時に共感しながら笑い飛ばし、見たあとはスッキリできることにあったのだと思う。今回はどうだろう。40代になってもいまだていたらくな生活を送るブリジットなのに、ある日突然元カレとイケメン社長から言い寄られ、さらにはベビーまで授かってしまうという話は、アラフォー独身女子が見て「そんなにうまくいくわけないだろ!」とツッコミこそすれ、心から楽しめるのだろうか。
筆者がこの映画を観たのは平日の昼間で、上映中に何度も観客から笑いが起きていたのだが、席に座っているほとんどは、この時間に映画館に来られる40~60代のマダム層。なるほどね。結局は、結婚も出産も手に入れた、いわゆる勝ち組マダムが一番気楽に笑える映画ということなのであろう。
バード
おススメ度☆☆☆