弾劾の瀬戸際に追い詰められている韓国の朴槿恵大統領に、今度は公費で「若返り」疑惑が持ち上がっている。「ハンギョレ新聞」が掲載した12年前の2004年の50歳の時の写真は、笑いジワなど年齢なりにごく自然だが、今年(2016年)2月に撮影では、顔にシワやたるみがなくなり、全体にふっくらと色白に見える。
11月22日に大統領府がおととし3月から今年8月までに購入した薬のリストが公開された。これが約200万円。胎盤注射150個約12万1000円、白玉注射50個約2万7500円というのがあり、ソウル市内の病院で聞くと、胎盤注射は肝臓の機能低下などの薬だが、老化防止の効能もあるという。白玉は美白効果が期待されている。
崔順実関係から胎盤注射や白玉注射購入
大統領の元主治医は、注射を打って欲しいと言ってきたが、根拠が定かでないので断ったと話している。この主治医が辞めた後、胎盤注射の購入が増えている。大統領側は「警備員などの健康管理のため」と説明しているが、仕入先は職権乱用などで起訴された崔順実(チェ・スンシル)被告の関係だった。
司会の小倉智昭「たしかにシワとか少なくなっていますが、若いときの方が表情があっていいですよね。いまは突っ張っちゃってる」
朴大統領の弾劾は早けれ来週12月2日、遅くとも9日に採決したいと野党は動いている。成立に必要な3分の2を得るには与党からの造反が必要だが、30人規模の造反があるかもしれないという。週末にはまた全国でデモが行われるとみられるが、参加者は200万人ともいわれる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト