ある釣り自慢が釣果の写真をSNSに載せたところ、「食べちゃダメ」「猛毒だ」と書き込みが殺到したが、釣り人の書き込みは途絶えた。手遅れだったのか。先週19日(2016年11月)、20代の男性が「でっかいカワハギ釣りました。これからキモ醤油にして食べます」と写真を載せた。立派な大きさだが、カワハギとはちょっと模様が違わないか?
呼吸困難に陥り死に至るソウシハギ
すると書き込みが殺到した。「内臓食べちゃダメ」「その魚は猛毒を持っています!」「ソウシハギという魚かもしれないですよ」。男性が釣り上げたのはカワハギではなくソウシハギだった。
ソウシハギには猛毒があり、内臓を取らずに食べると呼吸困難に陥り、死に至ることもある。だが、釣り上げた青年は釣り歴1年で、そのことを知らないようだった。青年の書き込みはそれっきり途絶えてしまった。「食べちゃったのでは?」「生きてますか?」「死んでしまったのでは?」と書き込んだ側が大騒ぎとなった。
結局、7時間も経ってから「携帯電話の電池が切れてました」「魚は食べずに海に帰しました」ということで、一件落着となった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト