きのう20日(2016年11月)、栃木県宇都宮市のサーキット場で、ドリフト競技の練習走行をしていたクルマのタイヤが外れ、関係者席にいた女性を直撃する事故があった。女性は背中を強く打ち意識不明の重体だ。
元レーシングドライバーでドリフトキングの土屋圭市さんはドリフト競技をこう解説する。「わかりやすく言うと、クルマのフィギュアスケートです。コーナーをどれだけ美しく曲がり、迫力ある走行をしたかを競います」
土屋さんによると、事故原因は金属疲労によってタイヤを支える部品が折れ、タイヤが外れた可能性が高いそうだ。
事前検査徹底してるか?
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「クルマをつくるときに、いろいろな想定をしながらテストをやってるわけですけど、ドリフトっていうのは、常に普段と違う力がかかり続ける競技ですよね。タイヤが摩擦で燃えるくらいの状況ですから。そうなると、金属疲労も通常より早く進む可能性はありますよ。そういうところまでしっかり検証できてるとは思えないんだけどなあ。大丈夫なんですかね、この競技」
似顔絵 池田マコト