通勤や通学、買い物など生活の足となっている自転車だが、公共の駐輪施設で悪質なマナー違反が横行している。「もう許せない気持ち。違う自転車が入っていたんですよ」との女性は怒り心頭だ。東京の丸ノ内線・新大塚駅前の公共の有料駐輪施設(機械式)に駐輪しておいた自転車が、帰ってきた時になくなっていて、別の自転車が止めてあったという。
女性が管理会社に問い合わせると、女性が駐輪した30分後に、何者かが移動し駐輪施設の脇に放置したらしい。女性の自転車は区の作業員によって撤去され、女性は撤去保管手数料5000円を支払う羽目になった。さらに翌日も、女性の家族が自転車を同じ駐輪施設に止めたところ、また同じように移動され、きのうと同じ自転車が止めてあったという。
「あさチャン!」無法男を直撃
怒った女性が撮影した現場映像には、半袖の白のワイシャツを着た若いサラリーマン風の男だ。とめてあった他人の自転車を取り出して路上に放置し、空いた駐輪スペースに自分の自転車を止めていた。「あさチャン!」スタッフが駐輪場に張り込んで、男が他人の自転車を移動したのを見届けて、「この自転車はここに入っていましてよね」と問い詰めると、男「はい」とあっさり認める。「被害にあって撤去費用5000円を払った人もいるんですけど」と追及しても、男は「私もされたことがあるんで」と言い放って立ち去った。
この駐輪施設は最初の2時間は無料で、精算機で駐輪番号と確認ボタンを押すとロックが解除される仕組みになっている。4ケタの暗証番号機能がついているが、利用者に浸透していないという。暗証番号機能付きがあるということは、こうした被害が多いところなのだろう。利用した方がいい。