さみしさから増やしてしまう一人暮らしの高齢者
ネコの不妊・去勢手術のサポート活動をしている「どうぶつ基金」の佐上邦久・理事長はこう話す。「ネコを愛する気持ちから(数を)増やしてしまうんですが、結局はネコも自分も家族も不幸なことになってしまうんです」
一人暮らしの高齢者がさみしさから何匹ものペットを飼い、にっちもさっちもいかなくなってしまうケースも増えている。動物保護団体「アニマルレフュージ関西」では、多頭飼育崩壊を起こした高齢者から引き取る動物が増えているという。面倒が見きれない、夫婦で老人ホームに入ることになったなどの理由だ。
「お年寄りで1人暮らしの方が多い。それはちょっとさびしい、友達いないし、イヌ、ネコ、ウサギとかを飼います。日本ではどんどん高齢の方が増えています。このケースはこれから増えると思います」(エリザベス・オリバー代表)