「指導はしているが、介入できない」 原発非難いじめ、横浜市教委の「無策」

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   東日本大震災で福島県から横浜市に自主避難した中学1年生の男子生徒(13)が市立小学校時代にいじめられた問題で、家族の生活費150万円までもが脅し取られていた。「ばいきんあつかい」「でも、ぼくはいきるときめた」(公開された生徒の手記)といういじめは、小学5年のころから現金要求へといっそう悪質化。「原発の賠償金があるだろう」と言われ、家族が生活費を切り詰めてためていたタンス預金を全額奪っていたというのに、学校は知らぬ顔をしていた。

   男子生徒の弁護士によると、男子生徒が小学5年ごろから加害生徒の数も増え、3人から「金を持ってこい」と遊興費をせがまれた。生徒の手記には「ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできず」「ただこわくてしょうがなかった」とある。

第三者委員会、市教委を「教育の放棄に等しい」と非難

   生徒が家からこっそり持ち出すうちに、要求は1回5万円から10万円へと増えていった。気づいた家族は学校に相談したが、学校は事実を知りながら、その後一切連絡もしなかった。これはもう完全な犯罪で、学校は犯行を知らぬ素振りをしていたことになる。両親から連絡を受けた横浜市教委は「指導はしているが、介入できない」と答えたそうだ。

   横浜市教委の第三者委員会は「積極的対応の姿勢が見られないことは、教育の放棄に等しい」としている。その報告書を受けても岡田優子・横浜市教育長は「申しわけないとは思いますが、私が出ていくかは未定」というから、なんともひどいとしか言いようがない。

   両親は「初期段階で学校が把握しながら電話一本の連絡もなかったので、被害が拡大してしまった」と悔しさを語る。

   松嶋尚美(タレント)「加害者の親は何をしていたの? かわいそうすぎる」

   司会の加藤浩次「いじめだけの問題ではおさまらないと思う。暴行もされ、金もとられている」

   まったくだ。教育の名も下でウヤムヤにせず、犯罪として警察や家庭裁判所を含めた対応と学校、教委の責任追及が必要だろう。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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