「死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからいきるときめた」原発事故避難の児童いじめ被害

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両親「訴訟してでも時間を返してほしい」

   横浜市教育委員会が設けた第三者委員会の調査では、男子児童が5年生のときには加害児童ら10人ほどと遊園地やゲームセンターに行くようになり、遊戯代や食事代、交通費など1回5万~10万円の費用を10回近く負担させられていた。男子児童は親の金を持ち出し、総額は150万円に上るという。

   市教委は「いじめを放置した認識はあります。子どもを苦しめたことは本当に申し訳ない」と謝罪した。

   司会の夏目三久「まわりの先生たちが何もできなかったのかということが悔しいと思いますね。ただ、自ら手記を公表したこと、『ぼくはいきるときめた』というところに強さと覚悟を感じます」

   サイエンス作家の竹内薫「心の痛みが叫びが伝わってきます。放射能は大丈夫だということをもっと伝えるべきだったし、福島は大変だからとみんなで共有してあげる授業をやればよかったのに、心の教育が欠けていました」

   いじめ被害の男子生徒の両親は「加害者や学校、市教委に対し、訴訟をしてでも時間を返してほしい」と訴えている。男子生徒は中学1年生になった今も不登校でフリースクールに通っているという。

   東京電力はこうしたことにどれほどの責任を感じているのだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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