募金呼びかけウソだった!「甥がアメリカで心臓移植。1億5000万円必要」記者会見で訴え

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   「6歳の甥が拡張型心筋症でアメリカで手術を受けなければならない」と募金を呼びかけた女性(36)の話がまっ赤なウソとわかった。女性は1億5000万円が必要だと弟の子の写真や描いた絵、さらに「手足に冷感」「不整脈がある」「尿があまり出ず」などの症状をホームページにのせ、8日(2016年11月)に厚生労働省で記者会見まで開いた。

   ところが、会見が報じられると、メディア各社に「甥は死亡した」と連絡してきて、数時間後には「病気ではない」とニュースにしないように電話があった。

「救う会」つくり銀行口座―2日間で20万円

   女性は「救う会」などの名で4口座をつくり、2日間で20万円近くが集まった。カメラの前で「お金がなく、家のローンもあり、安易にやってしまった。申しわけありませんでした」と語り、全額返金するという。6歳児は元気で、両親は「ホームページを見た知人から聞きました。勝手にやった姉を許せない」と話す。

   専門医によると、ホームページに出た症状は「あながち間違いではない。一般の人でも調べればまとめるのは難しくない」という。移植が必要な患者は全国で1万4000人いるが、海外で実際に手術を受けられる人は数例だ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト