東京都の小池知事による政治塾「希望の塾」の開塾式がきのう30日(2016年10月)、東京・豊島区内であり、全国から応募した4827人のうち2902人が集まった。日本国籍を持つ18歳以上が参加条件で、都民以外でも、政党に入っていても参加できる。多彩な顔ぶれがそろった。
参加者の30~40%が女性
カナダ留学中の高校3年生、大場啓太さん(18)は小池知事の関心の引き方に共感してやってきた。最前列に座って「これを糧にして進んでいきたい」という。福岡県から参加した女性(42)は全身グリーンの百合子カラーの服装で新幹線に乗って来た。「ハロウィーンでよかったです」。福島県の村会議員は「小池さんの実行力やモチベーションを吸収したい」、お笑い芸人のエド・はるみさん(52)は「選挙にとかいうことではなく、普通に勉強にきました」と話していた。
参加者の30~40%は女性で、託児所も設けられた。これまでの政治塾が10%前後だったのとは様変わりだ。ハワイから来た62歳やアイドルグループのメンバーもいた。
小池都知事にとってもここが勝負
参加者は男性5万円、女性4万円、学生3万円の受講料を払い、来年3月まで地方自治や「福祉と医療」など計6回の講義を受ける。
司会の加藤浩次「それで、新党の動きはどうなるのですかねえ」
日本テレビ報道部の青山和弘・官邸キャップ「来年の都議選に向けた候補者発掘の動きははっきりあります。自民党としては小池知事と対立したくないですから、今後の政局カードは小池知事が握っています」
加藤「どこまで風が吹くか。豊洲市場や五輪問題で小池さんがどう舵を取るかですね」