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死ぬなら人に迷惑かけずに勝手に死んでくれ!自爆72歳元自衛官の無分別

   10月23日、栃木県宇都宮市の中心部にある宇都宮城址公園は祭りのただ中にあり、およそ1万5000人の来場者で賑わっていた。そこで正午にならんとする頃、コインパーキングで乗用車が爆音とともに炎上し、その10数分前には8キロほど離れた民家から出火して、近隣に延焼していた。クルマも民家も市内に住む栗原敏勝(72)所有のものだった。

   公園では成人男子2人が重傷、男子中学生1人が軽傷を負った。週刊新潮によれば、現場では殺傷力を高めるビー玉や釘が見つかっているというから、周囲を巻き込もうとして自爆したようだ。

   この男、17年前まで陸上自衛隊に所属し、二等陸士で入隊して二等陸佐にまで昇進、結婚して三女をもうけているという。順調な自衛隊人生だったようだが、55歳で定年退官した頃、末娘が変調をきたして家庭内暴力などのトラブルを起こし始め、その治療法をめぐって栗原と妻が対立。ついには離婚調停、それが不調に終わって法廷闘争になるが、最高裁でも「栗原のほうに非がある」という判断が出てしまうのだ。

   そのことへの不満をツイッターやフェイスブック、動画サイトなどを駆使して表明してきたという。この歳にしてはSNSの使い方に精通していたようだ。そしてついには、自暴自棄、死にたい、秋葉原みたいな事件を起こしたいと書き込むようになり、ついに大勢の人が集まる場所で自爆するという、とんでもない死に方を選ぶのである。

   私の体験からいっても、年をとると温厚になる、他人に優しくなるというのは一部の例外的な年寄りだけで、ほとんどは短気になり、鬱になり、自暴自棄になる。死ぬのは勝手だが、他人に迷惑をかけずに死ねよ。最低限、それぐらいの分別は年寄りなら持つべきである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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