米ワールドシリーズ「カブス」どうしても優勝できない「ヤギのマーフィーの呪い」

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   71年ぶりにアメリカのプロ野球MLBワールドシリーズに進出を果たしたシカゴ・カブスは、勝てば108年ぶりの優勝となる。71年前にカブスには「ヤギの呪い」がかけられ、以来、ワールドシリーズに進出できなくなってしまった。優勝することができれば、その呪いからも解放されるというのだ。

71年前に入場断られ「2度とチャンピオンにしてやらない」

   1945年、一人のカブスファンが観戦のために飼っていたヤギを連れて球場に入ろうとして入場を拒否された。怒った男性は「2度とカブスがワールドチャンピオンになれないようにしてやる」とののしりながらヤギとともに球場を後にしたというのが、「ヤギの呪い」だ。

   入場を拒否されたヤギの名前はマーフィーで、1969年にメッツに敗れ地区2位で終わった時のメッツのGM (ゼネラルマネージャー)が、ジョニー・マーフィーだった。1984年にはリーグ優勝決定戦で王手をかけながら逆転負けした。この時の球場の名前がジャック・マーフィースタジアムだ。

   1989年公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart.2」では主人公が2015年の未来に入り込み、カブスがワールドシリーズのチャンピオンに輝くストリーだったが、実際はメッツのダニエル・マーフィー選手に4試合連続ホームランを浴びて地区シリーズを敗退した。

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