宇都宮市できのう23日(2016年10月)、連続3件の爆発火災があり、元自衛官の栗原敏勝容疑者(72)の焼死体が見つかり、巻き添えの3人が重軽傷を負った。警察は栗原が自殺を図り、何かを爆発させたと見て、殺人未遂容疑で調べている。
きのう午前11時半ごろ、宇都宮城址公園から200メートルの駐車場で車2台が炎上した。住民が撮影した映像では、炎が上がり、警察官が「危ないですよ、下がって」と叫んでいる。「俺の車が燃えている」と驚く男性の声も入っていた。目撃者は「振動も伝わってきました」「パンパンと10回ぐらいは爆発した」などと語る。
靴下に遺書「命を絶って償います」
約10分後には、公園で城址祭が行われている最中に爆発が起きた。ベンチに座っていたらしい栗原と見られる男の体がこなごなに飛び散り、靴下に「命を絶って償います」と書いた遺書があった。目撃者は「たぶんベンチで何かを抱え込んでいた」「肉片がおちていた」と話す。
公園から8キロ離れた栗原の自宅一軒家もこの日午前11時15分ごろに出火、屋根まで燃え落ちた。通報者の男性は「6、7回は爆発した。身体がのけぞるぐらいビックリする感じだった」という。
時間ずれていたら祭りの行列巻き込まれ
栗原は5年ほど前に妻と三女が家を出ていき、一人暮らし。ブログに「離婚裁判が頭を離れない」「家庭は崩壊した」「自暴自棄だ」と書き込んでいた。
公園の現場近くに西村綾子リポーターがいた。「車が爆発した駐車場前をお祭りの行列が通るルートになっていました。時間が少しずれたらもっと大きなことになっていたかもしれません」
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