韓国「観光警察隊」マナー・エチケット注意、国内悪質業者も摘発
ソウルの繁華街ミョンドンを制服姿で歩く一団がいた。タバコを吸っている中国人旅行者に近づいて、中国語で「ここは禁煙です」。もみ消した吸い殻も拾って、笑顔で別れる。「観光警察隊」というれっきとした警察官である。「ちゃんと説明すればわかる。安心できれば、また来てくれるでしょう」と話す。
3年前、外国人とのトラブル解消の切り札として、外国語のできる150人で組織された。普通の警察官とは少しちがう垢抜けた制服で繁華街をパトロールし、観光客のマナー・エチケット喚起だけでなく、これまでに悪質旅行業者やぼったくりタクシーなど7000件の不法を摘発した。
高井教授は「国の印象は出会った人で決まります。政府だけでなく、自治体、民間、個人が生活習慣の違いを教えていけば変わるはずです。日本を好きになって帰ってほしいですね」という。
外国人が街角で困った様子を見せた時、日本人がどんな反応をするかを確かめたテレビ番組があった。東京はまったくの知らん顔だが、大阪は違った。外国語のできんおっちゃんが、なんかかんか言って寄っていく。人も集まる。あのおせっかい、ほんまによかったなあ。一方で、わさびを盛ったアホもおったけどな。