東京五輪・パラリンピックは競技施設問題で混乱しているが、韓国・平昌(ピョンチャン)の冬季五輪は開催まであと476日というのに、こちらも大混乱だ。に迫っている韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の現状は東京以上に大混乱だ。
ピョンチャン五輪の開催が決まったのは5年前だ。経済効果に韓国民の夢が膨らんだが、東京と同様に、実際に膨らんだのは開催費用で、当初予算8000億円だったのが1.5倍の1兆2000億円になった。IOCはソリ競技施設の建設を中止し、競技施設のある日本の長野市で分散開催する案を検討したが、韓国内で猛反発が起き断念した経緯がある。
会場の欠陥露呈しアクセス鉄道は鉄橋崩落
今年(2016年)1月には、大会組織委員会の会見に工事代金未払いを訴える業者が乱入し、激しく抗議する騒ぎがあった。「現場で働いている俺たちは金を受け取っていない。ここで何の会議をしようっていうんだ」「こんな状態で世界的なオリンピックをやるっていうのか」と騒いだ。
8月には、開会式を任された演出家が突然辞任した。「仕事をした半年間分の報酬が1銭も払われていない」という理由だった。競技場の欠陥が相次ぎ露呈したり、オリンピック用の高速鉄道の工事で鉄橋が崩壊する事故も起きている。
司会の夏目三久「日本も同じようなことになるのでしょうか」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト