産業用大麻で町おこし・・・移住の栽培男「違法大麻」で逮捕!支援の町長ガックリ

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   過疎化が進む鳥取県智頭町で、かつて伝統だった麻の栽培で町おこしを担っていた上野俊彦男(37)が、違法な大麻を所持していた容疑(大麻取締法違反)で逮捕された。支援していた町長もガックリだ。

   智頭町は人口7500人。9割が森林で高齢化率が4割弱くらいという典型的な過疎地域だ。上野は4年前に移住してきた。3年前に「昔はこの集落で大麻をやっていたという話を聞いて、休耕田、耕作放棄地がいっぱいあるので、活用して地域活性化の起爆剤にしたい」と話していた。

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   智頭町では60年ほど前まで盛んに大麻栽培が行われていた。麻薬の大麻ではなく産業用大麻。品種改良で麻薬成分が通常の約100分の1で、行政の許可を得れば栽培が可能だった。麻を使った伝統商品を作ろうというのだった。

   寺谷誠一郎町長も「ハードルが高い大麻栽培という日本にもないような許可を得て、昔あったものを掘り起こして、町おこしを町民と一緒にやっていこうと思っていたんですよ」と話す。

   当時の映像では、厳重に鍵のかかった鉄柵と監視カメラに守られた内側で大麻の栽培は行われていた。一般人が手にすると違法行為になるため、厳重管理が義務付けられていたのだ。

   その後、いくつかの大麻の商品を出した。ホームページでは「大麻の炭」(6500円/100グラム)はコーヒーやお茶に入れるとまろやかな美味しさになる。「大麻の実を搾った油」(9800円/30ミリリットル)は血圧を下げるスーパーフードと称していた。

   「あさみこちゃん」というキャラクターも作って、しめ縄とか味噌も作っていた。「疲れている人を癒す」「夢は日本全国を麻畑でいっぱいにすること」などとうたい、昨年7月(2015年)には、安倍総理の妻、安倍昭恵さんが訪れていた。

   それが、違法な乾燥大麻所持の逮捕である。厚生労働省麻薬取締部によると、乾燥大麻88グラムを持っていたという。上野は「他人からもらい、吸う目的で持っていた」と認めている。

町長「栽培許可を県にお願いしたのは私。町民に顔向けができない」

   寺谷町長はきのう17日(2016年10月)に会見して、「町おこしになると、栽培許可を県にお願いしたのは私。町民に顔向けができない。監督不行き届きだったと痛切に反省しております」と話した。

   近隣の住民は評判良くない。「一見愛想はいいんだけど、実際に話をしてみると、あんまりいい印象は持たなかった」「はじめは(町の)作業員を雇って、地方のために頑張ってると信用しておったんだけど、全然近所付き合いがなかった。おかしいなと思っとった」「社長だと威張っとった」

   司会の小倉智昭「合法的に大麻を栽培してる人はいるんですね」

   岸本哲也リポーター「全国で33業者。その1人だったんです」

   安田洋祐(経済学者)「町おこしとしては面白かったんですがね。近所付きあいがなかったというのが気になります」

   中江有里(俳優)「じゃあ、この人何の目的で来たのかなと思ってしまいますよね」

   笠井信輔ニュースデスク「従業員も逮捕されてるんです。近所付き合いがない中で、会社の中だけでやっていた」

   菊川怜キャスター「どうなっちゃうのか。ちゃんとした人もいただろうに」

   小倉「栽培していた大麻と違法大麻は別なんですよね。栽培する一方で他から大麻を買っていたとは笑っちゃう」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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