全体を把握するプロデューサー不在
ロンドン五輪が成功した要因として最も重要だったのは、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長が招致前から開催後までプロデューサーとして統括したため、方針がブレずに進んだことだという。玉木氏は「東京五輪の場合は、知事がコロコロ変わり、しかもきちんとした計画を実行できるプロデューサー、リーダーがいなかった」と批判する。
流通経済大学教授の龍崎孝「小池知事の言う都民ファーストとアスリートファーストが本当に両立するかという問題があります。ボート・カヌー会場はこれまでもメイン会場から離れて開催されることが多く、ロンドンでも40キロ。宮城・長沼ボート上は350キロ。これでアスリートに納得してもらえるかどうか。東京ではお金がかかるというのは東京のエゴ。きちっと話した方がいい」と話している。
文
モンブラン