先週13日木曜日(2016年10月)にノーベル文学賞に選ばれた歌手のボブ・ディランが相変わらずシカトしている。授賞発表の翌日のネバダ・ラスベガスで開かれたライブではノーベル賞に一切触れず、カリフォルニア・インディオでもコンサートがあり、ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズらと共演したが、やはりコメントなしだった。
ノーベル賞を選考するスウェーデン・アカデミーも「本人と連絡が取れていない」と困惑している。そんなことから、辞退するのではないかという見方も出てきた。
意味深な1曲「どうして私を心変わりさせようとするの」
森圭介アナ「なぜ何も語らないのでしょうか。『受賞発表直後のコンサートの曲に思いが込められている』と伝えるアメリカのメディアもあります。2つのコンサートのラストに同じ曲を歌ったというのです」
その曲は「WHY TRY TO CHANGE ME NOW」というタイトルで、「どうして私を心変わりさせようとするの」という意味だ。「いつだって、私はあなたのピエロだったことを忘れてしまったのか」と歌っている。地元メディアは「これはそっとしておいてほしい」というメッセージで、ノーベル賞を辞退する可能性が高いと報じている。
これまで授賞辞退は2人
これまでノーベル賞を辞退したのは、1964年文学賞のフランスの哲学者ジャン・ポール・サルトル、1973年平和賞のベトナムの革命家・政治家のレ・ドゥク・トの2人だけだ。
司会の加藤浩次「どうなのでしょうか」
山本由樹(編集者)「辞退した方がかっこいいと思うけどなあ。見たくないですよね、授賞式に出席しているボブ・ディランの姿なんて」
加藤「そんなものですかねえ」
文 カズキ 似顔絵 池田マコト