視覚障害男性また駅ホームから転落・死亡!運賃1人10円上乗せでホームドア設置急げ

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   大阪府柏原市の近鉄大阪線河内国分駅で16日(2016年10月)朝、全盲の男性(40)が特急電車にはねられ死亡した。視覚障害者のホームでの転落事故があとを絶たないが、「あさチャン!」チャンはが毎日新聞の記事をもとに「ホームドアの設置などハード面の対策が急務」と取り上げた。

混雑駅でも設置2割

   死亡した近藤恒久さんはおば2人と奈良へ出かける途中で、特急電車の通過待ちで停車していた電車内にいたが、一人でホームの反対側に行き転落したとみられる。ホームにホームドアや視覚障害者のためのホーム内側を認識する点状ブロックはなかった。

   今年8月には東京メトロ銀座線の青山一丁目駅で盲導犬を連れた男性(55)がホームから転落し電車にはねられ死亡している。国土交通省は2020年を目標に、ホームドアを優先設置するよう鉄道各社に求めているが、現在ホームドアを設置している駅は1日3000人以上の利用者がある3500駅のうち2割弱の665駅しか進んでいない。

気軽に声掛けの標語募集

   司会の夏目三久「ホームドアの設置がなかなか進みませんね。今すぐでも私たちにできることは何ですか」

   龍崎孝(流通経済大教授)「1つは、私たちが視覚障害の方を見かけたときに、相手の方に負担のないような共通した声のかけ方、標語みたいなモデルを作ってくれれば、気軽の声をかける勇気が持てると思います。もう1つは、喫緊の課題なので、期限限定でホームドアの設置費用を運賃に積み上げてもいいと思います。一人10円ずつ積み上げ、ドアが完成すれば元に戻せばいい。そうした思い切った工夫が必要ではないでしょうか」

   視覚障害者に声掛けする標語は、インターネットで応募を呼びかければ簡単に集まりそうだ。駅構内やホームに目立つように表示すれば効果もあるだろう。何もせずにいれば事故は続く。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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