医師も診断したことない「昔の感染症」蔓延の恐怖!はしか・肺炎・・・都心で感染拡大

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梅毒・HIVも増加・・・先進国で日本だけ

   東京・新宿の婦人科クリニックでこのところ増えているのが梅毒だ。これもめったに見ない感染症になっていた。女性医師は「見たことがなかったですね。昔の感染症で、まさか自分が治療するようになるとは思いませんでした」と話す。

   この5年で患者は4倍。とくに女性は6倍だ。土地柄、性風俗店で働く若い女性が多い。業界で働く男性は「陽性になっても、ペニシリン1発で完治するから、次の日から仕事に復帰している」と恐ろしいことを言う。2度感染したという女性は「客が嫌がるから」とコンドームを使わないことが多いという。一般男性にも広がっているということだ。クリニックの医師は「水面下の感染者がいるだろうし、今後どうなるのか想像がつかない」と懸念する。

   大曲さんは「HIVがいっこうに減らない。むしろ増えているのと理由は同じです」という。薬が良くなって押さえ込めるようになったために、それほど怖くないと「油断している」のだ。

   再興感染症は、デング熱、ジカ熱などまだ出る可能性はある。感染力が強ければ、わずかの見逃しが大きな発生(アウトブレイク)につながりかねない。われわれは何をすればいいのか。大曲さんは「分かっていることをやること」という。前出のコンドームの使用もそうだし、はしかの2回の予防接種もそうだ。

   視聴者から「50年前の予防接種(はしか)でも効くのか」という質問があった。大曲さんよると効果はあるそうだ。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代+(2016年10月13日放送「『昔の感染症』がまさかの復活!どう防ぐ はしか・結核・あの病」)

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