登山家の栗城史多は10月14日(2016年)、9月から挑んでいたエベレスト登山を断念するとフェイスブックで発表した。「残念ながらここで秋季エベレストの登山を終えたいと思います。応援して下さった皆様には、本当に本当に申し訳なく、また支えて下さった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです」
11日には「先週、7400mまで上がった」と報告していたが、天気予報によると風速25メートル以上の偏西風が続くので諦めたという。初挑戦の2009年から足かけ8年。6度目の挑戦だったが今回も失敗に終わった。
登山家の野口健はツイッターで、「お疲れ様でした。この敗退を次にどう繋げるのか、大切なのはこれからだと思います。このままのスタイルで本当にいいのか、それとも違うスタイルで挑むのか。栗城さんは欲張り。何か一つ捨てないといけないんじゃないかな?と老婆心ながら感じています」と一声かけていた。