将棋界のトップ三浦弘行九段「対局中にカンニング」スマホソフトで次の一手検討!

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   将棋界のトップ、三浦弘行九段(42)がタイトル戦の最中に、スマホの将棋ソフトでカンニングしていたという疑惑が浮上した。真相は定かでないが、日本将棋連盟は12日(2016年10月)、三浦九段に「12月31日まで出場停止処分」を課した。

   三浦九段は将棋界の7大タイトルの最高峰「竜王戦」の挑戦者だった。対局のときは観戦記者もいればビデオも回っている。そんなところでカンニングなどできるのか。

以前から疑惑「しょっちゅう席立つけど何してるんだ?」

   加藤一二三九段(76)は「前代未聞。さすがにちょっと騒ぎになりますよね」という。三浦九段は群馬県高崎の出身で、少年時代から天才ぶりを発揮し、中学生でアマの名人2人を簡単に負かした。1996年に当時7冠だった羽生善治を破り、タイトル独占の一角を崩したこともある。当時22歳だった。

   真面目な棋士として知られ、1日に10時間の研究を自らに課していた。スケートの浅田真央選手の「1日に12時間の練習」に刺激を受けたと言われる。

   第66期王将戦予選(6月9日)の映像があった。これを検証してみる。三浦九段がしきりに席を立つ。序盤の1時間で4回。中盤もしきりと席を離れるのだが、なかなか帰ってこない。結局、20分経ってやっと戻ってきた。加藤九段は「私は4時間30分考えたことがある」と話していた。次の一手までトータルで6時間。この間なら「コンビニへ行ったり、教会に行ったりも自由。将棋会館から出てもいい」のだという。

   将棋連盟は「三浦九段をめぐって具体的な証言や調査してほしいという話が複数の棋士からあった」という。席を離れている間、スマホの将棋ソフトで有効な次の一手を導き出しているのではないかというのだ。

   連盟は竜王戦を前に聞き取りをしたところ、三浦九段は「別室で体を休めていた」とカンニングを否定した。しかし、「疑念を持たれたままでは対局できない」と、全公式戦の休場を申し出た。連盟は確認が取れないまま処分を出したという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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