急に愛想良くなった都議会自民党!小池知事の挨拶回りにニコニコ握手やツーショット

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   東京都議会定例会が閉会した13日(2016年10月)、小池百合子都知事は各会派に挨拶回りをしたが、知事就任時にはそっけなかった自民党も今度はにこやかに並んで写真を撮ったりした。

   2か月前には握手を拒否した川井重勇議長は笑顔で出迎え、自分から両手を差し伸べて握手。「お疲れになったと思いなすよ」とねぎらいの言葉までかける変わりようだった。就任時は出迎えた都議は2人だけだった自民党も、高木啓幹事長はじめ多数の自民党都議が笑顔で出迎え、高木幹事長は知事に何やらプレゼントを手渡した。

このまま対決してると都議選危ない

   司会の夏目三久「政治のことはよくわからない私には滑稽に見えてしまったのですが、そこには意味があるということですか」

   龍崎孝(流通経済大学教授)が次のように答えた。「対立の構図から協調に変わった理由は3つ考えられます。1つは小池知事に対する世論の追い風。これは止むことがないということですね。2つ目は豊洲市場の問題が議会と知事が同じ方向性を持っており、共通の課題、共通の敵が生まれ対立する議案もなかった。3つめは来年夏の都議選を考え、知事と対立しても何の得もないと現実的な判断が働いたのでしょう」

   とくに、小池知事が30日に開講する政治塾の存在が大きいようだ。「都議選に向けた候補者の養成塾ではないか」と自民党都議たちは戦々恐々なのだという。下手に対立すれば、知事から刺客を立てられるのを心配しているのだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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