パート従業員が職場に連絡しなくても休める会社が大阪にある。エビを加工冷凍する「パプアニューギニア海産」は出勤時間も自由で、工場に何人出てくるか当日にならないと分からないフリースケジュール制度で業績を上げているという。
パートは20代から40代の11人。「急用ができたときに助かります」「連絡しなくてもいいのは気持ちが楽になります」と話す。休めば給料は減るが、遅刻や早退による減給はない。
出勤人数に合わせて作業
もとは東北に工場があったが、東日本大震災で大阪・茨木市に移転した。それをきっかけに、遅刻や早退もチェックして効率を重視していたのを切り換えた。出勤人数にあわせて冷凍エビを加工するので、製品をストックしておき、オーダーにあわせて出荷すればいい。
武藤北斗工場長は「1週間、1か月のトータルで見れば、労働時間に差はないですね。気持ちよく働くほうがいい」と話す。人件費が下がり、効率が上がって利益は上がったそうだ。
司会の羽鳥慎一「こんなことが実現しているんですか」
キャスターの宇賀なつみ「欠勤という考え自体がないのですね」
この会社は好き嫌いによって作業を分担することも去年10月(2015年)から始めている。
羽鳥「革命的に変えなければとひらめいたんですね。もしかしたら、これからのモデルケースになるかもしれません」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト