今年4月(2016年)にオープンしたバスターミナル東京・新宿の「バスタ新宿」で、いろいろと使いにくい問題が起きている。多いときは1日4万人がやって来るのだが、トイレが足りない。とくに女性トイレは4階に8個室しかなく、「困ったことが何回かあります」「時間が限られているのに」「20分待ちというときもあります」と利用客に評判が悪い。国土交通省は来春までに13室増やすことにした。
売店がないという問題もある。女性利用客は「長距離に乗るので軽食を買いたいなと思ってもお店がないんです。お土産もここに来る前に買っておかなければなりません」と話す。
9月上旬にオープンする予定だったコンビニが出店条件が合わず取りやめ、いまは自動販売機しかない。きょう7日(2016年10月)にファミリーマートが出店することが決まったようだ。
利用客少ない休日のデータでごまかし発表
付近の交通渋滞も激しくなった。甲州街道ではバスタオープン前に平日40メートルだった渋滞がオープン後は500メートルにのびた。タクシー運転手は「バスが並ぶからねえ」とうんざりしていう。
岩本乃蒼アナ「国交省はこれまで休日のデータだけを公表して『問題ない』としてきましたが、『隠したわけではないが、丁寧に説明するべきだった』としています」
豊洲新市場と同じで、お役所は利用する側の利便性などまったく考えていなかったのだ。
文
あっちゃん