豊洲「環境アセス」に今後1年3か月・・・大幅な工事変更「地下空洞化」で調査やり直し

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   豊洲新市場の汚染対策で盛り土が実施されず、地下空洞にしたことで、環境対策の手続きにも手落ちがあったことが明らかになった。小池百合子都知事は「アセスの変更届を出さなくてはいけない」問題が出てきたという。

   アセスとは環境アセスメントのことで、大規模な開発工事を行う際に環境への影響を事前に調査する制度だ。地下空間に変更したことで再調査が必要になり、小池知事は「やり直しということになると、一般論として、1年と3か月、15か月程度の期間がかかる」という。

今月中に最終報告書

   小池知事は「いつ誰が盛り土をしないことを決定したのか」「それを都庁のホームページや議会で事実と違った表現や答弁をしたのはなぜか」「盛り土がされていないことを知っていた職員がなぜ専門家会議に意見を求めなかったのか」などを究明した最終報告書を今月中に公表するという。

   「スッキリ!!」の取材に、市場を担当する職員は「対策が不十分だと不安を招く恐れがあったので言わなかった」というが、いつかはバレると考えなかったのか。リポーターの阿部祐二が築地市場関係者54人に移転の是非を聞いたところ、豊洲への移転反対が8割に達し、賛成はわずか2割。それも「もう移転のお金を払っているから」という理由だった。

文   モンブラン
姉妹サイト